ジスロマックは細菌性のある病気に対して効果のある抗生物質となっています。主に皮膚科や歯科など幅広い領域の感染症に用いられます。ジスロマックを服用することで細菌によって化膿している部分などの殺菌を行います。

ジスロマック、歯科の写真と細菌のイラスト

ファイザー開発のチダニゾールとジスロマック

かジスロマックとファシジンは、アメリカの製薬メーカーのファイザーが開発した医薬品ですが、適応症や作用機序、用法用量など大きく異なり、現在では双方の医薬品の医薬成分の特許期期限が過ぎているので、国内外の製薬メーカーがジェネリック医薬品を製造販売しています。
ファシジンは、寄生虫の一種のトリコモナス原虫を殺虫する為にファイザーが開発したチニダゾールを主成分とする抗トリコモナス製剤であり、トリコモナスのDNAの二重鎖を切断し機能障害を引き起こす事により増殖を抑制し、ニトロソ化合物に活性化されたチニダゾールにより強い殺菌作用を示します。又、食欲不振や胃の不快感、吐き気などの軽度の副作用が稀にありますが、基本的には副作用が非常に少なく安全性の高い医薬品です。治療としては、1日2回の経口服用を1週間程度継続しますが、用量を増量し1回の経口服用で治療を完了するケースもあります。
ジスロマックは、ブドウ球菌属や肺炎球菌、淋菌、クラミジア属、マイコプラズマ属などの有効とされるアジスロマイシンを主成分とする15員環マクロライド系抗生物質製剤であり、蛋白合成開始複合体と呼ばれる70Sリボゾームを構成するの50Sリボゾームと結合する事で、タンパク鎖の伸長を阻害し細菌の分裂増殖を抑制する効果を示します。
ジスロマックは、エリスロマイシンに窒素を付加する事やマイクロスフェアと呼ばれる特殊な製剤方法により小腸で吸収され、血中濃度の10倍から100倍の優れた薬剤移行性と約68時間を超える血中半減期を実現しています。ジスロマックは、従来の抗生物質に比べ嘔吐や腹痛などの副作用が軽減され、クラミジアの治療においては通常1日3回の服用を1週間から2週間必要ですが、1回の服用で治療が完了します。